タイ北部の古都「チェンマイ」|行き方・見どころ徹底ガイド
タイの北部の都市チェンマイは外国人観光客に人気があり、バンコクの次に大きな都市です。
チェンマイは内陸の県ですので、東南アジアリゾートらしい美しいビーチがあるわけではないのですが、バンコクでは味わえないのんびりとした空気感が人気で、旅行目的だけでなく、リタイア後の移住先としても人気があります。
今回はそんなチェンマイの見どころや行き方を徹底的にご紹介します!
タイの古都「チェンマイ」ってどんなところ?
「チェンマイ」はバンコクから北へ約700㎞の場所に位置し、バンコクの次に大きな都市で、美しい自然の山々に囲まれている事から「北方のバラ」とも呼ばれています。
かつてランナー王国の都として栄えたその歴史は実はバンコクよりも古く、チェンマイの旧市街には多くの歴史ある寺院が残っています。
日本で言うと京都のような雰囲気と称される事がよくあり、独特の風情やノスタルジーを感じる雰囲気に魅了される方が多く、観光地として人気の都市の一つとなっています。
また、近隣のミャンマーやラオスの文化を融合した独自の文化が発展してきた地域ですので、食文化や建築物、工芸品などでバンコクとの違いを感じることが出来るでしょう。
市内にはお洒落なレストランやカフェも点在しており、そんなレストランやカフェでゆっくり時間を過ごされるのも良いかもしれません。
「チェンマイ」の行き方
チェンマイへの行き方は大きく分けると3つです。
- 飛行機
- バス
- 鉄道
それぞれの行き方について詳しくご紹介していきますね。
飛行機でチェンマイへ行く
チェンマイへ飛行機で行く場合、所要時間は約1時間半前後でスワンナプーム空港とドンムアン空港の両方の空港から1日数十本の飛行機が運航しています。
後でご紹介するバスや鉄道と比べると価格は高いですが、オフシーズンならおよそ1万円以下で往復することが可能です。
バスでチェンマイへ行く
バスでチェンマイへ行く場合はモーチット駅近くの北バスターミナルから出発です。
所要時間は約10時間で、運賃はバスのクラスによって異なります。
一番高いバスでも2000円前後と飛行機に比べて圧倒的に安く行けるのがポイントと言えるでしょう。
鉄道でチェンマイへ行く
鉄道でチェンマイへ行く場合は国鉄のファランポーン駅発の鉄道を利用します。
所要時間は約13時間と3つの選択肢の中では最も時間がかかりますが、食堂車のあるレトロな車両でののんびり進む列車の旅は風情があり、バックパッカー以外の旅行者にも根強い人気があります。
運賃は一番高い個室の1等席で約3500円。オフシーズンなら飛行機と変わらない位の価格なのですが、オンラインでの予約開始後すぐに完売してしまう程人気のあるチケットです。
おすすめはエアコン付きの2等席で、運賃は2000~2500円前後。
チェンマイで絶対行きたいおすすめ観光スポット3選
チェンマイの基本情報がわかったところで、おすすめの観光スポットをご紹介していきます。
ドイステープ寺院
チェンマイの市街地から車で約30分、標高1080mのステープ山の頂上にある「ドイステープ寺院」はチェンマイ観光のハイライト的な存在です。
麓から寺院へ続く蛇神ナーガが施された豪華な石段を上った先に現れる黄金の仏塔は、息を呑む美しさがあり、チェンマイを代表する寺院の一つとされています。
この寺院は1383年、ランナー王朝の6代目クーナ王の時代に建てられた由緒正しいもので、観光客だけでなく近くに住む地元の方々も熱心にお祈りに来ます。
仏塔のある山頂からの眺めも抜群で、チェンマイの市街地までくっきりと見ることが出来ます。
蛇神ナーガの石段は約300段となっておりますので、体力に自信のない方は隣接してあるモノレールで山頂まで訪れる事が出来ます。
メーサーエレファントキャンプ
チェンマイは郊外に動物と触れ合える系のアクティビティが豊富なのですが、中でもおすすめしたいのがメーサーエレファントキャンプです。
こちらは象の調教や保護も担っているエレファントキャンプで、象乗り体験やエレファントショーを楽しむ事ができます。
チェンマイの山間の地形を活かしたトレッキングはまるでジャングルを散策しているかのようなスリルがあり、バンコク近郊で象に乗った経験のある方でもその違いに興奮する事でしょう。
また、メーサーエレファントキャンプでは象のお絵かき指導に力を入れていて、象たちがショーで描いた絵を旅の思い出に購入する事も可能。
近くにあるカレン族(首長族)の村と併せて半日程度で周遊する事が可能です。
ナイトマーケット散策
夜になったらナイトマーケットを散策してみましょう。
チェンマイで最も有名なナイトマーケットは「ナイトバザール」と呼ばれるもので、お土産物や洋服など雑貨類が多く販売されています。
旅程が土日に被る場合は旧市街の中で行われるサンデーナイトマーケットがおすすめ。こちらはチェンマイの若手デザイナーが出店しているものも多く、バンコクのマーケットでは絶対に見る事が出来ないような素敵なものに出会える確率が高いです。
チェンマイのナイトマーケットは北部の伝統工芸品を安く手に入れられるお店も複数ありますので、バンコクに住む友人へのお土産探しにも重宝するでしょう。
まとめ
今回はバンコクの次に大きな観光都市「チェンマイ」の行き方やおすすめの観光スポットなどをご紹介しました。
タイで2番目に大きな都市ですのでデパートやショッピングモールも所々にあり程よく栄えているので、あまりローカル色が強すぎるところへは行きたくない方でも、快適に過ごす事ができるはずです。
チェンマイのシーズンは11‐2月頃の涼しい乾季に訪れるタイ人が多いです。また毎年11月にあるロイカトゥーンというお祭りは、夜空が真っ赤にそまるほど。印象的なお祭りですので是非一度訪れてみてください。
バンコクのような高層ビル群や、プーケットのような美しいビーチはありませんが、独自の文化が発展した魅力ある街チェンマイは、一度行くときっとまた訪れたくなる不思議な魅力のある土地と言えるでしょう。